都立中受験を選んだ理由と、その裏にあった小さな葛藤

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この春、我が家ではひとつの決断をしました。
コロポンが、都立中高一貫校の受験に向けて、enaに通うことになったのです。

とはいえ、まだ通塾は始まっていません。
でも、この選択にたどりつくまでには、いろんな気持ちの揺れがありました。

今日は、そんな我が家の“小さな葛藤”を、そっと書きとめておこうと思います。

「宝くじ」とも言われる都立中受験

都立中受験は、“宝くじ”のようだと言われることがあります。
どれだけ準備しても、合格するとは限らない。
学力だけではなく、当日の問題との相性や、表現力・思考力、さらには運の要素もある――
そんな特殊な世界です。

そのうえ、学年が上がるにつれて塾の通塾日数も増え、時間もお金も、それなりの覚悟が必要になります。
果たして、そこまでして挑む意味があるのか……。
そんなふうに思い悩む日もありました。

週1ペースじゃ、ダメなの?

「都立なら、もう少し力を抜いてもいいのかもしれない」
ふと、そんなふうに考えたこともあります。

週に1回だけ塾に通い、あとは家庭学習でじっくり力を育てていく。
それでもし合格できたらラッキーだし、できなくても、得たものはきっと人生の糧になる。
そんなやさしいスタイルでもいいのではないかと、心のどこかで思っていました。

早く始めれば安心?――と思ったけれど

ある元塾講師のYouTubeで、
「都立中受験は、早く対策を始めたからと言って、それが合格に結びつくとは限らない」
と話しているのを見かけました。

適性検査という、思考力や表現力を問う試験では、
学んだことを“自分の力にできているか”が問われるようです。

それを聞いて、せっかく早めにスタートを切った我が家にとっては、
「じゃあこの早さは意味がないの?」と、不安にもなったりして。

都立受験の難しさは、単なる知識量では測れないところにあるのだな…と、
あらためて感じた出来事でした。

習い事との両立、できるかな?


コロポンはいくつかの習い事を続けています。
幼いころから続けてきた水泳とピアノに、
小学生になってから始めた大好きなバスケットボール。
どれもすぐに「やめさせる」という気にはなれず、本人の気持ちを大切にしながら、今のところ続けています。

▼コロポンの1週間の予定(小3現在)

  • 月曜日:学童(夫婦共働きのため)
  • 火曜日:学童
  • 水曜日:(4時間授業の後)14:00 ピアノ → 児童館 → 夕方 水泳
  • 木曜日:学童
  • 金曜日:学童
  • 土曜日:午前 バスケットボール / 午後 ena(塾)
  • 日曜日:何もなし

ちなみにピアノは、家ではほとんど弾きません(笑)。
でも6歳から細く長く続けてきたこともあり、
これからの成長期(ゴールデンエイジ)を思うと、今やめてしまうのはちょっと惜しい気がしています。

水泳は4歳から始めました。
基本の泳ぎは一通り身についたので、「そろそろ卒業かな?」と思うこともありますが、
仲良しのお友達と一緒に楽しそうに通っている姿を見ると、
「まだ続けたい」という本人の気持ちを尊重したくなります。

そして、大好きなバスケットボールの練習は、土曜日の午前中の時間をたっぷり使います。
帰ってきたら、お昼ご飯を食べて、すぐに塾の時間…という、慌ただしい1日になってしまいます。
今はバスケがいちばん楽しい時間みたいなので、バスケをやめることなんて全く考えられず。
過密スケジュールにしてしまってごめんね…と、つい申し訳ない気持ちにもなります。

今は塾も週1ペースなので、なんとかやりくりできそうですが、
学年が上がっていくと、通塾日数も少しずつ増えていく予定です。
そうなったときに、このスケジュールのままでは難しくなるかもしれません。

今は、「やってみたい」「続けたい」というコロポンの気持ちを大切にしながら、
心と体のバランスを見つつ、無理のない形を少しずつ探していけたら――
そんなふうに思っています。

「友達と同じ中学がいい」という気持ち

「今の友達と同じ中学校に行きたい。友達と離れたくない。」
コロポンは、そう話していました。

新しい環境に飛び込むことへの不安や、
今の居心地の良さを大切にしたい気持ち。
そのどれもが、本音なのだと思います。
(コロポンはとても保守的で心配性なのです。)

だからこそ、親としてもたくさん迷いました。
本人の気持ちを尊重したい。でも、挑戦する経験もしてほしい。
通塾を決めた今でも、まだ気持ちは揺れています。

それでも通わせることを決めた理由

たくさん迷って、悩んで、それでもenaに通わせることを決めました。

理由は、すごく単純で――
今後、仮に受験をするという結論に達したとしても、
小4からいきなり週2〜3の通塾が始まるのは、正直ハードルが高いと感じたから。
だったら、通塾頻度がまだ少ない小3のうちに、
まずはお試しのような気持ちで、少しずつ慣れてみるのもいいんじゃないかと。

もしかしたら、塾そのものを嫌がるかもしれないし、
逆に、勉強って楽しいかも…と感じてくれるかもしれない。

その「かもしれない」に、ちょっとだけ期待してみたかった。
やってみなければわからないことって、きっとたくさんあるから。

もし合わなかったら、そのときはまた考えればいい。
通わせることを決めたとはいえ、「塾ありき」の考えにはならないように。
流されないように。そんなふうに、心の中では静かに決めています。

次回予告

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

次回は、入塾前に感じた、enaの「ここがいい!」と思えたポイントについて書いてみようと思います。

よかったら、また覗きにきてくださいね🌸

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