小学校受験対策のまとめ|通信教材・幼児教室・家庭学習まで

小学校受験

小学校受験、まず何から始める?

小学校受験というと、早期からの対策が必要と思われがちですが、年中の11月からの1年間でも十分間に合うと私は考えています。むしろ、子どもの成長を見極めながら「集中して伸ばす」ためには、タイミングがとても大切。

我が家の次男・ぽわまる(年中)も、本格的な受験対策自体は11月スタートの予定。今はその「土台作り」として無理のない範囲で家庭でできる準備をしています。

この記事では、これから本格対策を始めるご家庭向けに、

  • 年中11月スタートでも大丈夫な理由
  • 今からできる家庭での準備
  • 本格対策におすすめの通信教材・幼児教室・AIサービス(マジタク)

についてまとめてご紹介します。

小学校受験、本当に「1年間」で間に合うの?

― 焦って“受験沼”にハマらないために ―

小学校受験と聞くと、「早く始めなきゃ」「年少からお教室通いが必要?」と焦る方も少なくありません。でも実際には、多くの幼児教室が“年中11月スタート”を標準としており、その1年間で十分対応可能です。

「早く始める=有利」とは限らない

確かに、早くから始めれば「経験」は積めます。でも、以下のような“受験沼”にハマってしまうケースも少なくありません:

  • 目的が曖昧なまま習い事や教室を増やしてしまう
  • 教材や模試をむやみに買いすぎて、結局活かしきれない
  • 子どもも親も疲れてしまい、「やらされ感」が強くなる

本当に必要なタイミングで、必要なことを

大切なのは、「受験するかどうか」「どの学校を目指すか」がある程度固まってから、目的に合った対策を1年集中で取り組むこと。
我が家も、ぽわまるが年中の今は「下準備」にとどめており、本格的な受験対策は年中11月からスタートする予定です。

中学受験と比べると“タイパ”のよさは歴然

中学受験では、小4〜小6までの約3年間にわたって塾通いと家庭学習を継続するのが一般的。しかも学習内容も高度で、親のサポート量もかなり求められます。

一方で、小学校受験は——

  • 対策期間が基本的に1年
  • 出題内容は日常生活に近く、幼児期に無理なく取り組める範囲
  • 親子で一緒に過ごす時間が、そのまま学びにつながることも多い

という点で、限られた時間とエネルギーで最大限の成果を出しやすい、「タイパ(タイムパフォーマンス)のよい受験」ともいえます。


ぽわまる(年中)も実践中!本格対策前の“下準備”

本格スタート(=年中11月)に備え、今取り組んでいるのは、いわゆる「学習」というよりも、日々の生活の中で育てる力と、受験環境を整えるための親の準備です。

日々の生活の中で育てる力

分野取り組み例
巧緻性折り紙、ひも通し、ハサミ、お箸の練習などを遊び感覚で
言語・思考絵本の読み聞かせ、親子の対話、「なんでだと思う?」と問いかける習慣
生活習慣着替え・片付け・食事などの自立、就寝・起床のリズムを整える

我が家のぽわまる(年中)は、まだ「プリント学習」に本格的に取り組んでいるわけではありませんが、最近は、コロポン(兄・小3)が中受対策で勉強する姿を見て、自ら机に座って市販のドリルに取り組むこともあります。
第二子って、こういう面でも有利というか、効率がいいというか•••。
とにかくいま大切にしているのは、本人の「学ぶってたのしい!」という気持ちを育てることです。

受験環境を整えるための、親の準備

年中の今は、子ども自身が「受験を意識する」というよりも、毎日の生活を楽しみながら少しずつ「土台」を育てている時期。
そんな時期だからこそ、親が主導でじっくり進めておきたいのが「受験環境を整える準備」です

とくに、以下の3つは今のうちに少しずつ方向性を決めておくと、年中11月からの本格スタートがとてもスムーズになります。

志望校の選定
 → どんな学校がわが子に合いそうか?どこまで通える?校風や教育方針は?

幼児教室(塾)の選定
 → 志望校との相性・通いやすさ・授業内容・子どもとの相性はどうか?

教材・問題集の選定
 → 自宅学習の方針に合っている?無理なく続けられる内容か?

この3つはすべてつながっています。
たとえば志望校の出題傾向を知ることで、選ぶ塾や教材の方向性も自然と見えてきます。

ここからは、我が家でどんなふうにこの3つの選定を進めているか、1つずつ具体的にご紹介していきます。

志望校の選定

小学校受験の準備を始めるにあたって、意外と見落とされがちなのが「志望校選びの重要性」です。
まだ年中だと「どの学校にするかなんて決められない…」というご家庭も多いと思いますが、実は志望校の方向性をある程度持っておくことで、家庭での学習方針や塾選びにも「迷いがなくなる」んです。

志望校によって、対策も全く違う

例えば——

  • 私立小学校を目指すなら、ペーパーだけでなく行動観察・巧緻性・絵画制作・面接など、幅広い分野の対策が必要になります。
  • 一方で、国立小学校は「抽選」があるケースも多く、ペーパーや口頭試問を中心としたバランス重視の対策が求められます。
  • また、キリスト教系や一貫校系の私立小は校風に合った子育て方針が見られることもあり、親の姿勢や志望動機も問われることがあります。

だからこそ、学校ごとの傾向や価値観を知っておくことが、家庭の準備の方向性を決めるヒントになるのです。

志望校の選び方

志望校選びに正解はありません。
でも、「なんとなく有名だから」「偏差値が高いから」という理由だけで選んでしまうと、あとになって共働き生活との相性のズレなど、学校と家庭とのミスマッチに悩むことも。

だからこそ、「わが家にとっての優先順位」を考えながら、情報を集めていくことが大切だと思います。

志望校選びで大切にしたい5つの視点

視点チェックポイント
① 通学のしやすさ毎日の通学時間・交通手段・天候時の安全性
② 校風と教育方針のびのび型?管理型?宗教教育はある?
③ 入試傾向と対策範囲ペーパー重視か、行動観察・巧緻性・制作はあるか
④ 進学実績・内部進学中学受験あり?中高一貫?高校や大学への進学先
⑤ 家庭生活との相性保護者の関わり(共働きの場合、仕事と両立可能か)も意外と大事

🏫 説明会・見学会の情報は“早めにチェック”が肝心

そして、志望校が決まったら

学校説明会・見学会の情報をチェック!(超重要)

パンフレットや口コミだけでは分からない、学校の雰囲気や先生・子どもの様子、教育方針への肌感覚は、実際に足を運んでこそ得られるもの。

ころっとママ
ころっとママ

特に私立小学校では、人気校の説明会がすぐに満席になってしまうことも珍しくありません。予約開始が平日の午前だったり、学校HPやメルマガでしか案内されないこともあるため、スケジュールの把握とリマインダー登録が大切です。

説明会は「志望動機を固める材料」にもなる

忙しい時間を工面して説明会・見学会に行く、もう一つの大きな理由は、願書や面接で問われる「志望動機」につながるから
説明会で実際に聞いた話や、見学で感じた印象をもとにすれば、志望動機にもリアリティと熱意が生まれます。

「〇〇先生のお話から、子どもと丁寧に向き合う教育姿勢を感じ…」
「見学の際、子どもたちが楽しそうに生活していた様子に魅かれ…」

こうした具体的な経験は、その学校を本気で選んだことの証拠として伝わります。


幼児教室の選定

年中の今だからこそ、無理なく始められるのが「幼児教室や教材の選定」。本格的な受験対策が始まる年中11月以降は、通塾や家庭学習が忙しくなりがちなので、事前に下調べや比較をしておくことで、余裕を持ってスタートが切れます
我が家でも、ぽわまるが年中の今のうちに、気になる教室や教材をリストアップして、情報収集を始めています。

🏫 年長コース 月額料金まとめ表(週1回通塾ベース)
教室名月額料金(税込)特徴・補足情報
こぐま会約45,000円前後分野別の緻密なカリキュラム。模試・教材費別途
理英会約37,000〜61,000円週1コース〜ロングコース(150分)まで複数あり
伸芽会約30,000〜50,000円前後総合クラスと志望校別クラスなど多彩な展開
SAPIXキッズ約30,800円思考力重視。入室金33,000円+教材費あり

年中11月スタートの本格対策に向けて、ご参考になれば幸いです。


教材・問題集の選定

教材選びで失敗しないためには、「使い切れるかどうか」と「志望校との相性」がポイント。どれも良さそうに見えても、難易度や分野の偏りがあるため、目的を持って選ぶことが大切です。
ここでは、私が調べた中で信頼できそうと感じた教材をご紹介します。

「こぐま会」の問題集

こぐま会の教材は、「先に形式を覚えてから本番」ではなく、日々の生活の中で育てた力を最終的に“本番対応力”に昇華させる構成。
例えば「ひとりでとっくん365日」で基礎力を育て、後から「学校別過去問とっくん」で形式と傾向になれる──そんなステップが理想的です。

教材おすすめ時期・目的
過去問とっくん最終段階。筆記形式と時間感覚に慣れる
365日受験編年中〜年長前半の基礎固めに最適
学校別とっくん苦手分野を深掘り、学びのバランスに
セレクト教材常識力や思考力を伸ばしたいときに

「理英会」の問題集

理英会の「ばっちりくんドリル」シリーズは、分野ごとに基礎から応用へ段階的に学べる家庭教材として、初心者にも取り組みやすい構成です。「そっくり問題集」は過去問に近い本番想定の演習ができ、入試直前期に威力を発揮します。さらに「家庭学習セットABC」は、日常の学びを総合的に伸ばす構成で、おうち時間の活用にもぴったりです。

教材名レベルメリット
単元別ばっちりくんドリル基礎→応用分野別に苦手克服&家庭で調整しやすい
そっくり問題集応用〜本番想定模擬本番対策に最適。形式に慣れられる
家庭学習セットABC初級〜中級聞く・工作力含め、幅広い力を伸ばす

その他:模試教材・自宅模試

小学校入試研究会の「自宅模試セット」は、模擬ペーパーと保護者チェックシート付きで約6,900円 。過去問や早期実施模試で「自宅検査練習×親の観察」の組み合わせが人気です。

MagicAl Passの「マジタク」

家庭学習に、MagicAl Passの「マジタク」もおすすめできます!以下にポイントをまとめました👇

🧠 マジタク(MagicAl Pass)って何?

  • AI搭載の家庭学習サポートアプリで、毎日の苦手分野を可視化し、最適な問題を自動選定。さらにプリンターと連携して、毎日、自分で設定した時間に問題プリントが自動印刷されます 。
  • 教材は伸芽会・理英会の信頼性あるコンテンツを使用。伸芽会との連携では、93%の家庭が週5日学習を継続し、90%以上が苦手克服を実感したという実証結果もあります 。

✅ 共働き家庭に嬉しい3つのポイント

  1. 学習の習慣化をサポート
    自動印刷&時間設定で「学習のリズム」が自然と身につきます 。
  2. AIで弱点を可視化・克服
    浪費しがちな問題集の中から、必要な単元だけを出題。効率的に学べます 。
  3. 親の負担を減らせる
    採点や教材準備の時間が省けるので、共働き家庭でも親子の時間を大切にできます 。

💰 費用の目安

  • 基本プラン(月額31,900円〜)
    延長で伸芽会教材などが使えるバージョンもあり、年間契約だと月3万円前後から始められます 。
  • 2週間の無料トライアルもあり、自宅プリンタがなくても対応プリンタをレンタル可能 。

🎓 おわりに:焦らず、でも着実に。わが家の受験準備のかたち

小学校受験は、子どもにとっても親にとっても大きな挑戦です。だからこそ、そのスタートラインに立つ前に、できることを少しずつ整えておくことが大切だと感じています。

ぽわまるが年中の今は、まだ“受験モード”というよりも、毎日の暮らしの中で、ことば・手先・心の成長を育てる“下準備”の時期。
一方で親の私は、志望校の方向性を考えたり、幼児教室や教材を調べたりと、来たる本格対策の1年間に備えて、環境を整え始めているところです

「焦らず、でもなんとなく流さない」
そんな気持ちで進めていく受験準備のかたちが、我が家らしくていいなと思っています。

同じように年中さんの今を過ごしているご家庭の方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後も、コロポン(小3)・ぽわまる(年中)の受験準備のあれこれを綴っていきます。
よろしければまた覗きにきてくださいね🌸


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